2007-01-01から1年間の記事一覧

係長の仕事

私自身はまだ係員として業務に携わる立場であるが、係りを束ねるものとしての係長は、やはりそのことを深く自覚した面持ちで我々にも接するべきだと思う。国の職員は、およそ30歳すぎには係長となる。 与えられた仕事とその責任の重圧に耐えながら、しかし嬉…

自治体の仕事

時に、自治体の内部では「なぜ早くやらないのか」「やろうと思えばできるのではないか」という局面に遭遇します。しかし、やらないことが多いのです。今まで行政として仕事をしてきた流儀がそうさせるのか。 あるいは、そうではないのか。自身はまだ30代前…

久しぶりのアクセス

最近、仕事はそうでないにしても、学校と私的催し物により若干疲労困憊気味であった。まだ、このシンビオシスに復活できない。。自治体が情報によって住民と共生する。このことは間違った認識ではないと思う。もう少し。

「見てくれない」!?

行政から発出する文書は、送付先にもよるが難解で分かりにくい。文書を窓口にきて説明を求める方も後を絶たない。これは一重に行政のデザイン不足の他ならないだろう。一目でわからないお知らせは、我々が日ごろ眼にする広告などを見ても役に立っていない(…

計画から設計への転換

計画行政とは一体いつの言葉なのか。そんな言葉に踊らされながら、未だに行政はせっせと計画を創り、実施し、また計画を作る。その結果、どのようなアウトプットが得られたのか検証をしなければならないが、今はまだNPMの延長にある行政評価論によって、…

間違いを認めるということ

行政の仕事において、「間違いを認める」ということはあまりないとよく耳にします。とかく一度決めたら遣り通すだとか、決して自らを否定しないだとか。私が現在所属する課の所管業務は、体よく言えば総合窓口であるため、様々なお客様が来庁されます。今日…

情報とは隠すもの

自治体における情報マネジメントの基本は、やはり「見せない」ことがいつまでたっても変わらない事実です。 その為、情報を「公開」する必要があるのです。情報の定義は大変に広範囲ですが、古典的定義の代表としては、「可能性の選択指定作用を伴うことがら…

ひさびさの

今日は管内で行方不明者の捜索。まだ見つからない。76歳のご高齢なので安否(今、外は雨)が心配だ。こうした仕事は、大規模自治体(都道府県は除く)はないのだろうか。 住民と連携しての大捜査網。 まあ、行政区域が広大ではないので出来ることなのだろ…

18年度の最終日

あっという間に平成18年度も終了しました。そして、人事異動であたふたする時期でもあります。自分の意識の中では誰がどこに行こうが、ほぼ無関心なのですが、拙自治体の皆さんは、とても気になるご様子。新聞なんかにも、県職員や教職員、警察といった「…

ありがとうございました?

役所の窓口に出向いて、そこから用事を終えて去る時、どんな言葉が適当でしょうか。「お待たせ致しました。」 「ありがとうございました。」 「お疲れ様でした。」おおよそこの3点が現在の拙自治体窓口の決まり文句なのです。が、「お疲れ様でした。」って…

卒業式

今日は小中学校の卒業式でした。拙課の課長も式に参加したようですが、果たして、自治体の関係者(教育委員会及び事務局除く)は参加する必要があるのでしょうか。疑問です。首長はまだしも、幹部が参加してもセレモニーに加わることは雰囲気的にも、そして…

自治体職員としての役割

これからの地域の課題解決には、今まで以上に情報と人が介在していくでしょう。と唐突ですが、やはり情報を駆使するのは人に他ならないし、地域の問題を把握し、課題へと昇華し、最終的に解決するのは「人」になるはずです。以下引用=======================…

MOTTAINAI

今日、やがて終わる18年度の各種ペーパーで不要なものを処分するべく分別作業を行いました。出るわ出るわ。あまったペーパーの多いこと。これはやはり「無駄」なのでしょうね。しかし、無造作に捨てる準備をしている職員(私も含めて)は、なかなかまだ税…

ローカルガバメント・ガバナンス

地方自治体の領域、公共の領域とは。NPM論が今も主流にあることは、自治の現場感覚でもある意味間違いではありませんが、今ひとつ実感がないのは私だけでしょうか。自治体と市民、企業、NPOそれぞれが自治を担う主体たるべきであるとする「新しい公共…

公共交通による移動手段

かつて東京に勤務していたころは、当然公共交通手段の恩恵を過分に受けていたわけですが、熊本においてはそもそもの交通網がかぎられているため、どうしても移動は「車」にたよらざるを得ません。このような、都市と田舎(といってしまっていいかは意見の分…

自治体の掲示板

拙自治体のHPにも旧態依然とした「掲示板」があります。残念ながらその旧態依然ぶりはかなりの高次なレベルにあると自負しております。 苦情しか載らない掲示板、まあ、何も意見されないことに比すればまだ「マシ」なのかもしれませんが。ちなみに掲示板(電…

知識社会?

現在の社会は一体何社会なのでしょうか。かつて、社会資本が農産物(生きるために最低限必要な食物を生産することであったため)だったころは、社会全体がコメや野菜を生産するために社会全体を設計し、「公共」の領域は、田畑の監視、治水灌漑などをもって…

学ぶことと謙虚さについて

今日は終業後に若手で軽く勉強会です。 試みで初めてようやく1年たとうとしており、実は個人的には灌漑深いのです。立ち上げたきっかけは、あまりに危機感の無い職場環境が将来を不安にさせるに十分な勢いであったためです。 そして、ともに学ぶことで、お…

自治体のシンボル

お住まいの市町村には、必ず「まちの木、鳥、花」なんてのがあるはずですが、それを調べられた方がいらっしゃいます。いや、大変だったでしょうね。何か地域ごとの特徴がみえたのでしょうか。それとも自治体の独りよがり?http://www.gds.ne.jp/html/newspap…

あと1ヶ月で18年度が終わります。

*19年度の初日は4月2日。 もう3月です。早いなあ。 異動で窓口係に来て多岐にわたる業務を広く浅くこなしつつ、住基や戸籍、国保や年金、福祉に介護、環境、税、それぞれにばたばたと応対した1年でした。 そういえば、今年は外にでた(研修など)のは…

協議会がありましたが。

今日は、拙自治体管内の窓口事務協議会が隣の市役所で開催され、私も参加してまいりました(決して参画ではない・・・)。今年度の4月に窓口業務の係に異動してから11ヶ月目にして初協議会です。今日は、 ①住基法改正に伴う閲覧の取り扱い ②住基ネットに関する…

地方自治体の存在意義

地方自治体の仕事は、「地域」の様々な課題を解決すつことにその本旨があるはずです。しかし、今、「地域」そのものが揺らいでいます。現在の社会で「地域」を敢えて使って何かを意識することはほとんどないからです。「地域」社会とは? 「地域」とはどこか…

10年後は想像ができません

今日は大学の後輩の結婚披露宴があり、先ほど帰宅しました。 披露宴は厳かに、かつ無事終了し、二人の幸せそうな笑顔は招かれた私たちにもそのうれしさが十二分に伝わるほどの威力でした。 彼らはキリスト教式での結婚式を挙げたのですが、そういえば、出席…

人と地域と情報

10年後の自治体の「情報」に関する周縁環境は、社会全体の情報依存割合(電子的なツールを介しての)に比例して大きくなっていき、現在の数倍になっているかもしれません。「どこでも、誰でも、いつでも」が今社会(政府?)が必死に作ろうとしている「人と…

組織の停滞

組織の停滞を生む原因は多数あるだろうが、なかでも人員の還流が無い組織は停滞に陥りやすい。 水の流れを見ても明らかである。同じ水はやがて濁り、コケが生え、異臭を放ちだす。組織の単位は大小様々であるが、拙自治体は小さい。ごく小規模である。そんな…

タイトルのこと

シンビオシスってなんだ?と思われる方もいらっしゃるはずですが、実は私自身、最近この言葉や定義を知って、「これだ!」と感じたので早速使ってみたのです。シンビオシス(生態学):異なる2種が互いに行動的、あるいは生理的に密接な結びつきを定常的に…

最初の一歩

実験的ポートフォリオ 今日から日記を付け始めました。 正直まだ使い方が分かりませんので、ゆっくりその日想うことなどを記していきたいと思っています。 しかし、2月も終わりというのに今年はまだ雪を見ていません。 初日はこのへんで。