ローカルガバメント・ガバナンス

地方自治体の領域、公共の領域とは。

NPM論が今も主流にあることは、自治の現場感覚でもある意味間違いではありませんが、今ひとつ実感がないのは私だけでしょうか。

自治体と市民、企業、NPOそれぞれが自治を担う主体たるべきであるとする「新しい公共」論と、自治体と市民等の「協働」。

しかし現実はそこまで洗練されていないのでは。拙自治体はとりわけそうです。

と、やはり外環からではなく、内部的環境整備すなわち自治体内部の「しごとのりゅうぎ」を確認しなければいけないと感じています。

先例は多数あるはずですので、少なくとも地域地域に確実な同期性のある自治が求められていて、さらにそこへ情報爆発時代を迎えた現代社会特有の、「情報」への最適化が求められるわけですが最適解は容易に算出できていません。

足元をしっかり見直すことは大事ですが、見直す「眼」をたたき直すことがもっと大事な気がしてなりません。

と、当然「組織」の話となるわけで、組織論としての自治と地域の関係性をもって、プラスそこに情報が共生をして初めて今考えるべき公共が見える、と思います。

ローカルなミッションを感知し、ガバナンスで解決できるようにすることこそ、理想にかなり近づいた「自治」かもしれません。