2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

生命の営み

後輩に摘出子である第一子が誕生した。殊更祝辞を述べることでもないが、それでもかつて同じ釜の飯を食った後輩の入庁から結婚、出産(はご令室だが)まで概観すると、目頭が熱くなる。 世間一般では少子化甚だしく、その対策に国も自治体も(全力とはいかな…

都市と地方の格差というけれど

田舎(の定義も怪しいものだが)と自負する拙自治体でも、その内部には都市部と農村部が存在し、物理的な距離の乖離以上に心理的融和への政策が求められ続けている。幸いにして、人口は減少しておらず、地方交付税交付金も軒並み前年ベースから逓減している…

なんとなく犬猿

職場には当然男女ともに共存しているわけだが、どうにも異性は苦手である。なにかこう、自分でもわかるくらい、まれに「嫌」オーラを発生させる。・・・子どものようだが、牧歌的ではなく、組織に染まった一連の行為に未だになれることができないでいる。・お茶…

何と戦うのか

おそらく仕事をしていく過程で誰もが一度は思うことなのだろうが、自分が属する組織の行く末や現状にどうにもやるせない気分で充満され、その気持ちをどこに、なににぶつければいいのか悩むことがある。 「慣れ」とは怖い。それは駄目なのでは?こうしたほう…

国政の行方

地方分権とは言うものの、地方自治体はご承知のとおりこれまでの中央集権からそう簡単には脱却できていないわけで。 地方自治体が主語になるならば、国はいつまでも主役の座を譲ろうとしない、というところか。いつまでもそんなことしてたら、日本国は本当に…

行政学と行政

ジーンとレイブによる正統的周辺参加論では、「発語と実践は同義」という(解釈をした)。共同体での「発語」は、次第に片言から標準語、そして方言へと過程を経て自分の「ことば」となる。こうして十全参加になっていく。しかし、発語によって共同体の成員…

変化の力学

変化とは、「ある物事がそれまでとは違う状態・性質になること。変わること」。職場の中身はなかなか変化しない。変わることを恐れるように平穏無事の毎日。結局新たな挑戦は試みられず、過去のあら探しや現状への満足によって日々の執務も支配されていく。 …

視点

過日、某大学の公開講座を聴講に妻と行ってきた。社会心理学がご専門で「集団力学(グループダイナミクス)」を研究されているとのこと。 ヒトは2人で集団が形成され、そこで様々な作用が生じて研究しがいのある現象が発現する、ということらしい。ま、お話…

実践の大切さ

実践の共同体とは、ずばりなにかを一緒になって行う集団のことだ。このような集団的行動によって、その共同体内部に共通のプロトコルが創出され、一体感が増し、やがて成員の学習能力は当該目標に向かって増大する。そのためには、正統性(その集団にとって…