都市と地方の格差というけれど

田舎(の定義も怪しいものだが)と自負する拙自治体でも、その内部には都市部と農村部が存在し、物理的な距離の乖離以上に心理的融和への政策が求められ続けている。

幸いにして、人口は減少しておらず、地方交付税交付金も軒並み前年ベースから逓減している。

さて、都市といっても2〜30年以前から造成されたいわゆる「ニュータウン」のことであり、近年も下落し続ける地価をよそ目に、新興住宅地への他市町村からの流入が継続している。

したがって人口が減少することがないのであるが、それは同時に農村地域の人口減がバランスさせた結果でもある。

同じ自治体にあって、一方では小学校の学級数の増加による教室の増が求められ、一方では、少子化によって空き教室が増大してしまっている学校が並存している。

もちろん、格差がこうしたことに顕著に表出しているだけとは言えず、要因については(分析の必要もあるが)様々なファクターによって当然一概には言及できない状況にある。

そのようななかで、都市部の住民と農村部の住民には、同じ自治体の住民と思えないほどの意識の差がある。
こうした意識の差から、自治体内部の行く末を危惧する一部議員によって、そうした政策への自治体としての姿勢を問われたりもしたが、しかし、明確なビジョンがなく、当然ミッションもない幹部には、こうした質問は荷が重いのが明白で、結局スローガン的解決策を無難に述べるにとどまっている。

現実問題として、こうした課題を如何に解決するのかに全力を注入するのが自治体の役割であり、結果、都市と地方の格差を是正されえる方向性を帯びる。
政治的色事についてはとやかく言えるものではないにしろ、地域を愛し、大切に思うこころは都市も農村も同じだと思われる(という感覚も実は行政にいるもののおごりかもしれないが)。


地域間格差は、これ以外にも山のように積み重なっている。格差が全て「悪」ではないことはもちろん承知しているが、しかし、地方の崩壊の蓋然性たるや、現状を見れば見るほど暗澹たる気持ちになる。

そのことに微力ながら何かアクションを起こしたい、と思い今、院に在籍しているわけだが、学ぶほどにその山の大きさに唖然とする。
まあ、唖然と出来るようになったこと自体が個人的前進ではあるが、それでも職員として全うすべきはそうした山積する課題の解決であるのは間違いなく、はなはだ僭越ではあるものの、もっとがんばらないといけないなあ、と曖昧な言語化に終始してしまう。

と、今日は思ったことをそのままテキストにしているので(まあいつもそうだが)後で読み返すほどに「?」のところもあるかもしれない。


が、やはりICTの発達によって情報とヒト(の思い、考え)が共生するような環境が整ってきたことは感謝感激アメあられである。

きっと、鉛筆とノートのままでは、こうしたことすら表現できなかったに違いない。WEB2.0の2.0たる所以はきっとこういう感覚にあるのだろうなあ。




なんだか都市と地方の格差には関係ない感じ。。
まいいか。
一度しか読み返していないが、やっぱり文章が何かおかしいです。