間違いを認めるということ
行政の仕事において、「間違いを認める」ということはあまりないとよく耳にします。とかく一度決めたら遣り通すだとか、決して自らを否定しないだとか。
私が現在所属する課の所管業務は、体よく言えば総合窓口であるため、様々なお客様が来庁されます。
今日もこちらの「間違い」を指摘され、お出ししたものを差し替えるという由々しき事態が発生しました。
・・・やはり、間違いを認めることはありません。
お客さまが確認されましたよね?
こういうことはよくあることなんですよ。
謝罪することと間違いを認めることは同義ではないかもしれませんが、誰のための行政であるのかを念頭に置けば、おのずと謝罪の言葉が口から発せられてしかるべき場面であるにもかかわらず、「間違いを認めません」。
間違いは相手がするものである。
こういった思考回路は、残念なことに未だに拙自治体にはあるのです。
いやなことには蓋をする。
コレ自体は非常に簡単です。
しかし、それでも間違いを素直に認めつつ、謝罪することによって得られるものはそうではない場合よりも格段に多いでしょう。
それは冷静に考えれば理解できそうな気がするのですが。
やはり公務員はサービス業にはなれなのかもしれません。