素人考、玄人実行

今読んでいる本の作者の造語である。

極めて明快で、かつ本質的なコトバだ、と思った。


疑問を問題として定式化できること。
そうすれば、問題は半分以上解決したも同然とのことだ。

なるほどそうだろう。
普段何気なく思っている疑問に、果たして真正面から、問題を問題として取り上げ、その解決に四六時中頭を悩ませているだろうか。

考え抜かないままに、駄目だ、と結論してしまうのは、素人実行なのだ。

そして、まずはやってみろ、ということだ。

やらなければわからないことは実は非常に多い。



今、まちづくりをデザインとして考えることに興味を持っている。
アートディレクターとかそういった分野の仕事の範疇で、まちづくりを考えるほうが、より楽しいまちづくりができそうな気がする(気がするだけだが)。

デザインとは都市計画だけではない。
住む環境はもちろん大事だし、雰囲気や、生活の質の向上、福祉や医療、高齢者、乳幼児、子育て世代、単身者、商店、工場、いろいろ、いろいろ。そして条例や組織や全てをデザインする。情報デザインだ。

こんなこと誰でも考えるのだろう。
でもなんか楽しそうだ。

とにかくそれに向けて「出来る」ことをやる。

そんなことを思ったのでした。

ちなみに、この「やる」を気づかせてくれたのは、他でもないT先生と、T市のH野くんです。

いや、本当に。本当よH野くん。実は密かに尊敬してんだから。