その3

さあ、入り口です。

守衛さんに控えめに身分証明書を提示して通り抜けます。この地下鉄と結合した入り口、あるいは正面玄関では各種団体等の様々な催し物に遭遇します。

そして階段、あるいはエレベーターへ。
私は結構階段派でした。まあ職場が5階だったのでちょうどよい昇降運動だったのです。

朝は当番があります。係員と研修生で掃除をするのが朝一番の仕事です。ゴミ箱に放り込んであるペーパーやボスらのタバコ(本当はいけない。。)をそっと始末します。一日で部屋のゴミは相当な量です。
これをゴミ部屋に搬入します。
その後新聞各紙を全部眺めつつ、部屋に関係する記事は切り貼りして部屋全員に配布します。マスコミ如何で仕事も変わるのがなんとも、なのです。
まあ、情報収集は仕事のイロハでのあるはずなので。

そうこうしていると、事務補佐の方、係員等ちらほらやってきます。
この時点でだいたい9時すぎでしょうか。係長やさらに上はもう少し遅いです。
まあ、私も当番が無いときはそれくらいに出勤してました。
こうして10時まえにはおよ全員がそろうわけです。

そんな感じなので朝礼等あるわけでなく、ジョジョに仕事モードになっていくのです。

ジモトでは、基本的に8時30分には「鐘」がなりますので、それ以降は自動的に遅刻となります。
したがって、8時過ぎには職場に赴きます。通勤に1時間も2時間もかかるわけではありません。しかし、やはり地下鉄に揺られてうとうとしながら通勤するのと、車で通勤するのは、かなり異なる感覚です。

そして、普通に「歩く」ことがトウキョウは基本ですから、なまじ田舎のほうが歩かないのいうのは皆さんご承知のとおりです。

本当に東京では歩きます。歩かなければならないのです。
ジモトでは、数百メートル先のコンビにでも車で行ってしまいます。思考回路が環境で異なるのは当然かもしれませんが、やはり田舎では公共交通機関が東京のように異常に発達していませんからしかたありません。

だから、夏はラッシュとウォーキングで職場につくころには汗です。ジモトでは涼しいもんでしたが。車なので。

とまあ始まりが少々ゆっくりめの霞ヶ関なのです。