消防活動

自治体、特に市町村、特に小規模市町村では地域の消防活動、つまり消防団に参加されている職員も多いと思う。

社会の価値観が多様化するなか(という一般論でくくりつつ)、こうした地域の活動を、時に疎ましく感じたり、あるいは積極化果敢に参加したり、と以前にまして色々な住民感情が入り交じる場として捉えている。

もちろん、活動の崇高な使命や実際に防災の機動性は、他の活動に秀でているだろう。

しかし、やはり活動人員の減少に歯止めがかからない。

人員の高齢化、地域活動への無関心化、等々により団員確保のため(各市町村には条例で定員が定まっている)職員は格好のソースである。


ここでもいつも感じていることがある。

都道府県職員(警察、学校含む)、あるいは常備消防の職員といった地方公務員は、その立場は違えどもやはり地域への貢献、全体の奉仕者という立場は相違ないと思っている。

しかしながら、総じてこうした人々は地域への関心がないようだ。

マクロ(といっても県単位だが)にとらわれて、ミクロの活動単位にはそっぽを向いている。

知り合いに県職員がいるが、なにそれ、という感じだ。

もちろんそういう方ばかりではないことは承知している。
しかししかし、やはりこうしたことを市町村に「まかせる」のではなく、率先して自ら参加してもらいたいものだ。

消防団は地域によってその意味合いも大きく異なるだろう。都市部と農村部では顕著なように。そして減少する人口に比例して地域の活動に従事する人々も減る。

地域の疲弊感は、こうしたところからも感じ取れる。

地域の閉塞感はなかなか打破されない。


霞ヶ関にいる職員で消防団に入っている人がいれば感想を聞いてみたいものだ。。