係長の役目

職種(公や民)にもよることは前提として、拙職場では係長の仕事っぷりに眼を疑うことも多い。

今で言うニートあるいはフリーターも経験した私としては、仕事をして給料をいただけることは至上の喜びであるわけだが、そもそもそうした就職したい!という切望に基づいて拝職した人は現在の職場にどれだけいるの?とかんぐりたくなることもしばしばである。

係長とは、当然係という一個小隊の隊長であり、そこには様々な任務が課せられているのと同時に、隊員の模範でなければならないはずである。したがって、係長とはそれなりの人がなるべくしてなるのが当然であるはずだが。


そうはいかないのが社会の摂理である。

おいおい、本当ですか。といいたくなるときは、こう思うようにしている。
「いやいや、待て。彼も一生懸命やっているんだきっと。」と。

それでもそうした状況が続くにつれ、逆にこうあってはならないという見本をあえて示しているのだ。とポジティブに考える。

ただこの思考は、あくまでも内部的発想であり、すなわち顧客にしてみれば至極迷惑千万な話しだ。サービスを受ける側にとってみれば、人によって当たり外れがあるのは少々のレベルは許容範囲であるにしても、それが度を越えたものとして、顧客に意識されてしまうほどでは、再教育というか、再就職を促したくなる。

係長、もっとちゃんとしましょう。

話しは明確、端的に。
お客様には紳士にそして真摯に対応する。
身だしなみはマナーの第一歩である。
そして、積極的にお客様の前に出る。

・・・なんだか新人教育みたい。

2年間パートとして勤めた某アパレル企業では、そうした顧客第一の感覚を朝礼や各種OJT等色々なところで学ばせていただいた。民間営利企業であるから、利益のために顧客を優先するのは当然ではあるが、そうした気概は現在の職場には希薄だ。

何かを「売る」訳ではないから、仕方ない・・・・。とは、とうに使い古された言い訳だろう。

人が変われば組織が変わる。

こうしたアタリマエの感覚をもっと続けよう。
朱に交わって赤くなってはいけないこともある。

明日も仕事だ!