計画倒れにならないために

しかし、自治体の「計画行政」は未だもって勢いよく業務のなかを大手を振って闊歩している。

今日執務中に拙自治体の情報化基本計画を見ていたが、まあ○年前策定の計画だという中身で、とはいえ勤めていながらもそこに全く眼が向いていなかったという身としてはある意味新鮮な内容であった。

まあ、一般的な内容がおよそ網羅された「計画」ではあったが、これを作った者はそれなりの注意力をもって精緻化に望んだのだろう。


ところが時代は変わってしまった。
7月にはiPhoneJapanデビューだという。

情報化は、もはや計画に載せるような「とりいれるべき特殊で新しい事象」ではなくなっているのだ。


だからこそ、自治体はこうした現状にそった形に自治体の業務そのものを変えながら接していく努力をしなければならない。

新しい計画を策定するときは、かなりの創造力が試されるだろう。
そうなるときに備えて、視野狭窄にならないようにしておかねばならない。