SEという仕事

我が自治体も、小さいながらも電算室を構え、そこには職員とベンダーのSEがいる。

大きな所帯ならいざ知らず、小さな小さな規模で行う業務は意外に難しい。

それは我々職員のコンピュータリテラシーの問題もある。
残念ながら、小さな自治体では専門性の高い職種は限られてしまう。
なぜなら、多くの職員はゼネラリストとしての資質を求められ、小さな組織内ではそうしなければ組織そのものの稼働性がおそらく維持できなくなるからである。

もちろん、都道府県や政令市といった比較的規模の大きな自治体では事情は全く異なる。
隣接自治体では、電算業務に関わる職員に、元大手メーカー勤務経験者がいたり、あるいは電算業務○十年なんていう者もいる。

高い専門性が求められる(もちろんその他の業務に求められないというわけではないが)なか、多くの自治体ではシステムのベンダーからSEが常駐しているところも多い。

そうした専門性の高い職種と同等に「会話」できることは、ひいては自治体の住民へのサービスの還元であることも考えれば、小規模自治体だからといって、そうした能力を開発しないことが良しとされる時代はとうの昔に終わったといってよいだろう。

ただ、現実問題として、拙自治体でも情報管理業務に携わる職員は極めて少数であり、同時にその知識でまかないきれない事案についてはSEへと水平移動していく。したがってSEの負担は増える。。

このサイクルの最適化こそ、小さな自治体の重要な課題だろう。
まあ、とりあえずはSEとのコミュニケーションだ。。