もう14日

あっという間に12月も半ばである。

議会も終盤、そして年末、来年度予算要求が次第に本格化する時期。


・・・しかし今年は(去年も)、別の課題に取り組み続けている。

昨日のゼミで、先生が運慶の話をされた。

運慶は、のみを少しも狂いなく確実に掘り進め、素晴らしい作品を作った。
彼には完成したモノしか見えていなかったようだ。
つまり、砂の中に埋もれている作品をただ掘り出していただけ。
だから間違うことも、迷うこともない。
無駄なところを削っていくだけ。


論文も、明確に述べる要旨が固まれば、無駄をどんどんそぎ落としていく。
精巧な作品になるには、この膨大なそぎ落とし作業が必要であり、この作業がないものは大雑把で、他人には分からない代物になってしまう。

つまり、推敲に推敲を重ねなければ言いたいことは言えないということだ。

今手元にある文章は、冗長性に溢れ、言いたいことと余計なことが渾然一体となっている。

これをもっと精緻化するため、時間をかけなければいけないのだが。。

しかし、そこはそこ、なかなか進まないのだ。

明日は明日の風が吹く
これも先生から学んだこと。

なんとかなる、らしい。

明日は最終報告会だ。はっきり言って乗り気にならないが、なんとかなるだろう。



さて寝るか。